入出国・ビザ
何はともあれ,入国資格を得ねばならないよ。ここではYVR(バンクーバー)空港の話をするよ。
ビザ類
パスポート & eTA + ESTA
パスポートの必要有効期限は「出国」予定日+3か月だから注意して。
eTAはパスポートの失効と同時に切れるから注意して。手元に記録が残らないから自分で番号を控えるなどして。
すぐそこがアメリカだから,ついESTAを忘れがちで,忘れると駅とかで取得する行列にハマりがちだから注意して。
必要なビザ
本人のWork Permit関係のことは,雇用主に聞いて。
家族のビザに注意。配偶者は,働く気がなくても「Work Permit」を取得して。何かと便利で,トラブルが少ない上に,無料の医療保険(MSP)に入れるから。子どもは,公立学校に行かせるつもりでも「Study Permit」はいらない。Visior Recordで通えるし,保険とかで損しないから。
子連れで保護者が1人だけで行く場合は,実子誘拐ではないことを証明できるように,もう1人の保護者の宣誓書みたいなのを用意したほうがいいよ。
戸籍関係の原本+英文翻訳は,カナダだと領事館で出せるけど,国内で用意するには,州認定翻訳者(11人しかいない)によるか,流暢な翻訳者による宣誓書と公証人による認証が必要とされているけど,実際には,流暢な翻訳者による宣誓書で通しているみたいだよ。
とにかく雇用主(+給料)がしっかりしていることを,しっかり証明できるように準備するよ。
事前にオンラインで取得するより,空港の移民局窓口で取得するほうが断然早いよ。
日本人としての権利
在外選挙人名簿に登録していこう。投票すると,職員が厳封した箱を抱えて日本までもっていくよ。
在留届は義務だよ。
日本出国
関西空港
関空は,終わらない工事のせいもあって,ターミナル内,特に国際線の制限区域内がやたら込んでて辟易するよ。というか,全体的に狭いよ。継ぎ足しにも限界があるよ。万博云々の話じゃないよ。
制限区域内の飲食店は,席が足らなさすぎだよ。
CANADIAN MORNING & TOKO
制限区域内の,CANADIAN MORNING & TOKOで,かわいい旅グッズが売ってたよ。
カナダ入国
降りたらみんなと一緒に入国ゲートへ。お手洗いはそこまでにもたくさんあるよ。無人キオスクでパスポートを読み込んだら,観光の人はそのまま進んで係官のチェックへ,ビザ取得の人は壁沿いの入管窓口室へ。荷物を取ったら,出口に進むと,係官が書類をチラ見して入国完了。
キオスク
Kioskの機械のおかげで滅茶苦茶スムーズだよ。
空港係官
基本的に専門的知識がない人がほとんどなので,ヘンだなと思ったら,粘りまくって主張を通したほうがいいよ。上司呼べ,が決め台詞だよ。
ただし,うまくいかないからと言って,裏技的なものを使おうとすると酷い目に合うよ。特に「フラッグポール」やそれに類する方法は絶対ダメだよ。つまり,最初の入国の時にうまくいかなかったから,再入国してその時になんとかやりなおしてもらう,みたいな方法は絶対にうまくいかないよ。
移民コンサルタント
カナダ政府公認移民コンサルタントという仕事があるよ。入管についての専門家で,専門知識の提供やいろいろな仲介をしてくれるよ。
ビザ関係で,万一,わけのわからない事態になったときには,使える存在だよ。
SIN(Social Insurance Number)
就労者は,入国したら,まず社会保険番号を取得せねばならないよ。とにかく早くほしいので,オンラインじゃなくてService Canadaで申請するよ。
カナダ出国
何もないよ。
毎度思うんだけど,どうしてむやみにチェックインカウンターの行列に並んでいるの? よほど複雑な乗り継ぎでもするのかしら。オンラインチェックインして,キオスクで搭乗券と荷物札を出力して,荷物に札をつけて,Baggage Dropに荷物を放り込んだら終わりだよ。
機内の過ごし方
気圧対策
耳がツーンとなって治らないと,航空性中耳炎になって面倒だよ。失聴する場合さえあるよ。
そこで「オトヴェント」。機内で上昇・下降時には,この風船をパコパコしていると,耳がカンタンに抜けてスバラシイよ。鼻をつまんでウーンってするのとは別次元だよ。普段からオトヴェントを使って練習したほうがいいよ。
もちろん飛行機用耳栓「サイレンシア FLIGHT PLUS」をぎゅうぎゅう耳に詰めるのは必須だよ。
エアカナダ
Air Canadaのエコノミーのシートピッチは81cm。JALとかANAの86cmピッチに慣れているとかなり狭く感じるよ。
前が壁の優先席は,1.5万円くらいプラスで,ちょっと広いよ。
ちなみに,昔(2009年8月),カナダ経由でアメリカ(Grand Rapids)に行くときに,エアカナダでカナダ乗り継ぎ便にしたら,乗り換え1.5hしかないけどホンマに大丈夫なのかしら,と思っていたら,案の定,荷物が間に合わないとか,入管が混んでるとかで,結局乗り継ぎ間に合わず,空港近くのホテルに泊まらされるハめになり,宿泊料はエアカナダ持ちにしろ,窓口でたらいまわしにされ,着地で予約していたレンタカー代は余分に取られ,宿泊費も1泊無駄にし,とイヤな思いをしたのは,バンクーバーではなくYYZ(トロント)だったことを,記録を見返して知りました。
全般的に,トロントのエアカナダの空港職員はイヂワル,というステレオタイプがあることを今,知って,まったくそのとおりだったじゃないか,と思うこの頃です。
なお,空港含めバンクーバーでイヤな目にあったことは,鳥がフンを落としてきたり,むやみにカラスが威嚇してきたりとかを除けば,今のところありません。