魅惑のカナダ

バンクーバーを中心にカナダに短期(1年くらい)滞在して知った情報を紹介します。

自動車・運転・交通事情

BC州での車についてのあれこれを紹介しているよ。

免許

1年の滞在ビザで入国していると,国際免許は90日間しか有効として認めてくれないから,ICBCでBCの免許と交換しなきゃだよ。日本の免許は取り上げられるよ。

ただし,ビジターレコードで入国している場合は,日本の免許+翻訳で大丈夫だよ。

運転経歴に係る証明書

「運転記録証明書」(5年分)の英文版を持っていくべし。海外からオンラインでも取れるようになっているけど,うまくデータが読みこめなかったりするので,出国前に準備て持っていこう。

免許の翻訳

領事館で免許の翻訳を発行してくれるよ。

カーシェアリング,レンタカー

レンタカーもカーシェアも免許の翻訳と英文の運転記録証明書があれば使えるよ。BCの免許は不要だよ。ただし,カナダ国内発行のクレジットカードが必要だよ。

レンタカーは,料金はそんなに高くないのに,税金と保険でびっくりするほど高くなるよ。

evo

カーシェアリングのevoは,そこらじゅうに車があるよ。

練りに練られた仕組みだということがよくわかるよ。さらにどんどん発達しているよ。

BCAAのGOで1割引になるから入ったよ。

modo

決まった場所にあるよ。日本の免許で乗るには手続きがかなり煩雑だけど,乗れるよ。

「fob」っていうICキーで乗り降りするよ。

Avis / Budget

レンタカーのAvisBudgetは同じ会社だよ。窓口が違うだけで,同じ車を使いまわしているし,レシートも同じだし,2つの看板を出している意味がよくわからないよ。

Enterprise

レンタカーのEnterpriseは,普通だよ。

キツラノの店は,これは傷に入らないから,と細かいことは気にしないよ。ガラスの小さなヒビとかでも,ここらではこんなの問題にしないから,で終わりだよ。洗車も毎回はしてないけど,中は綺麗だよ。

道路事情

ピーピーピーピーすぐクラクションを鳴らすよ。

みんな縦列駐車が上手いよ。

街中はそんなに渋滞しないけど,主要幹線道路は通勤時間になると慢性的に渋滞するよ。高速道路は工事渋滞があちこちであるよ。

都心は不動産が高すぎるから,郊外に住むようになって,みんな車で行こうとするからこうなってるよ。太い川やら海やらを超えなきゃいけないから,どうしても道の本数が足らないんだよね。公共交通機関も飽和状態で,新線の建設[関連:開発]くらいしか手がないよ。

街中は,バスやら自転車レーンやら充実しているせいか,特定箇所以外はあまり混まないよ。

交通ルール

道路上の◇ペイントは,横断歩道あり,ではなく,Reserved「〇〇専用」の意味だよ。そのうち「HOV」レーンは,2人以上乗っている車のほか,バイクや電気自動車だけが走れるゾーンだよ。

補助標識の矢印の意味が日本と逆で,右向きが「ここまで」,左向きが「ここから」,だよ。写真は「ここまでバス専用停車場につき駐停車禁止(つまり,こここから先に車を停めろ)」だよ。

路面の黄色の実線は「超注意したら超えられる」で,白色の実線は「絶対踏むな」で,日本と違うよ。黄色のゼブラも「絶対入るな」だよ。

ガソリン

バンクーバーのガソリンは高いよ。ディーゼルも高いよ。どっちもリッター170円はするよ。来た頃は190円くらいしてたよ。

市場にビビッドに反応するのか,朝と昼とで値段が変わってたりするよ。2025年9月には,ロスのフィリップス66製油所が閉鎖しただけで,一気に20円くらい上がって190円を超えたよ。

地方に行くとグングン安くなるよ。ガソスタと酒屋が一緒のところもあって,なかなか,と思うよ。

Shell

ガソスタのShellはいろんな提携ポイントプログラムがついてるから,やってみたけど,「只今,ご利用いただけません」ばっかりで,全然パスしないよ。何なの?

車輛

自動車

中古車は日本よりかなり高いよ[検索サイト]。

同じ車種を日本のと比べると,たいてい日本のよりフェンダーパネルとかが張り出していてひとまわり大きいうえに,明らかに塗膜が厚くてのってりしている。そのせいもあって,年式が古くてもあまりボロさを感じさせないよ。

新車も中古車もディーラーで買って,ディーラーで売るのが無難らしいよ。どっちもその店にあるやつから選ぶ方式で,日本みたいに新車を注文したら来る,みたいな販売方法じゃないよ。

トラック

北米のコンクリートローラー車には一番後ろに「ブリッジアクスル」という補助輪がついている。普段はタンクの上に持ち上げておいて,満載の時に下ろして走るよ。

Bridge formula 2

これは「ブリッジ・フォーミュラ」という軸重制限規則のため。この図が示すように,道路や橋を守るために,ホイールベースを長く取らせているもの。アメリカのトラックが,日本やヨーロッパと違ってボンネット型なのも,これが理由だよ。

日本とかでも,駆動後輪の前にエクストラアクスルを備えて軸重制限を守って,空荷のときはエクストラアクスル(駆動軸の前にあるとプッシャーアクスル,後ろにあるとタグアクスルとかトレーリングアクスルと呼ぶ)をリフトアップしているけど,これではブリッジフォーミュラは守れないね。GVW(車両総重量)は車軸の数だけでなくホイールベースからも規定されるしくみ[図例]。